フィリピン:私的マニラ体験記

フィリピンは3度訪れているが

友人がいるため殆ど観光をしたことがない。

毎度マニラかマニラ近郊をウロつく程度だ。

だけど友人のおかげで妙な体験をしている。

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ホテル室内(なぜ枕を直さなかった)

3年前にお世話になったホテル。

一見綺麗に見えて上等なようだが難あり。

低層の小さなホテルで隣の建物が密接し

窓も開けられない程なのだが

カラオケ店なのかスナックなのか

一晩中、大ボリュームで知らない人の歌を

聞かされる事になる。

まったく眠れない音量なのだ。

無灯無音無人無猫で睡眠をとる私にとっては

拷問のような日々だった。

ブッキングをフィリピン人の友人に

お任せするとこんなことになる場合がある。

安全性を考えるとある程度、街中が良いが

周りのお店には要注意と勉強した。

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マニラ大聖堂

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マニラ大聖堂内

フィリピンのチップ事情はシビアだ。

というか、言い方は悪いかもしれないが

お金次第のお国なのだ。

チップ制度はアメリカも同じだが

飲食店はお会計時にチップ込みに

なっているお店も多いし

スタバ等ではカード払いの場合レジで

レシートにチップの額を自己申告で

記入させられるシステムになっている。

(これが計算できない女を窮地に陥れる)

フィリピンではほぼ手渡しシステムで

飲食店等でチップを忘れた場合

挨拶されないどころか店員全員に睨まれる。

あくまで気持ちなんてのは建前で必須事項だ。

と言っても数百円の世界なのだが

習慣がないとうっかりしてしまう。

ホテルのハウスキーパーさんへの

チップを絶対欠かせないのも共通だが

フィリピンの場合チップを置き忘れたりすると

全く手付かずの明からさまな事態になる。

これは稀なことだと思いたいが

お掃除している所を目撃した事があり

お手洗い清掃後の手袋、雑巾そのままで

あらゆるところを拭いていた…

実際チップとの関係は不明だが

ハウスキーピングは滞在中の要にもなり

これは自衛が必要だと考えた。

私は初日にハウスキーパーさんを捕まえて

多少お金を渡し、私の担当になってもらう。

自分の名前を教え相手の名前を聞き

他の人は部屋に入れないでとお願いする。

そして毎日の掃除はお断りする。

だが、ただ断るだけだとチップがなく

稼げないのでテーブルにチップを置くから

それをとるだけでいいよと伝える。

 

滞在が長い場合は朝など私がいる間で

手が空いていたら部屋にお招きし

ゴミ袋と空瓶等を持って行ってもらう。

使用したタオルがある時は交換してもらう。

お手洗いのゴミ袋を持って行ってもらう。

この3つをお願いする。

フィリピンのお手洗いはペーパーが使えれば

マシな方だが(最近のマニラは大体使えるはず)

使用済みトイレットペーパーをそのまま

水に流してはいけないので脇に置いてある

専用ゴミ箱に捨てるというシステムだ。

うっかり流すと即詰まってえらい騒ぎになる。

ちなみにフィリピンに行く際はコロナ前から

除菌シートを大量持ち込みしていた。

ネズミも多いので消毒系はいくらあっても◎

 

良心的な日本人はお金に物言わせてと

思うかもしれないがこちらが想像もできない

トラブルが起きることがままある。

1週間滞在しても最初と毎日のチップで

2,000円弱の金額で済む程度。

気持ちよく安心して過ごせるなら安いと思う。

最後に行った時のキーパーさんは印象深く

男性だと思ったが自分のことをオカマと言い

切ない身の上話を教えてくれ

最終的に女子会よろしく私の部屋でお茶を飲み

恋バナで盛り上がった。

こういう触れ合いが好きなのも

担当になってもらう理由のひとつではある。

まぁ今のとこフィリピンだけの私システムだ。

ここ数年は国内外問わず、タオル持参で

掃除やシーツ等の交換は極力遠慮させて頂き

ホテルの規定日数限界まで使わせてもらう。

エコだしキーパーさんに好印象を与えられる

という下心はもちろんだが特に海外では

余計なトラブル回避のためでもある。

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ロビンソン

ロビンソンはショッピングモールで

私の大好きな何でもござれの場所だ。

ほぼ毎日、軽食やコーヒーを買いに行く。

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ロビンソン店内

大きい建物で入り口は男女別になっており

1人ずつ手荷物検査をして入るシステム。

100均的なお店からファストファッション

薬局や携帯ショップ、特産品コーナーもあり

お土産もロビンソンで買うことが多い。

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アギナルド記念館

フィリピンの初代大統領

エミリオ・アギナルドの家が記念館に。

亡くなる前にご自分で政府に寄付したそう。

友人は幽霊が出るとかなんとか言っていた。

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アギナルド記念館内

ある時、友人がマニラから車で小一時間の

ショッピングモールへ連れて行ってくれた。

ロビンソンに負けないほど大きい建物だ。

中はびっっっしりお店が並んでいて

屋内なのにお祭りの出店のような雰囲気で

賑やか、派手、狭い、呼び込みあり。

そこは所謂バッタもんショッピングモールで

ロ○ックスやオ○ガ等の腕時計から

ヴィ○ン、グッ○、プ○ダ等の財布、バッグ

真珠、珊瑚、宝石のアクセサリー

日本人も知る人ぞ知る秘密?の場所だった。

小金持ちの紳士が夜のお姉様方への

お土産にしこたま買い込んでいくらしい。

私は何度も言う通り立派な小心者なので

こんなん持ち込んで税関とかで捕まったら

シャレになんないから要らないと言ったが

友人は遠慮したと受け取ったらしく

コー○のボディバッグを買ってくれた。

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実物

友人は自分用にロ○ックスの腕時計を購入。

日本円で12,000円ぐらいだったとか。

高すぎでしょと思ったが本人はご満悦。

ところがこれが光の速さで壊れて大爆笑。

買って数時間後マニラに着く頃には

もう動いていなかったのだ。

わずか数時間の使用で約12,000円である。

私は頂いたバックを滞在中に使って

友人にアピールしとこうと思ったのだが

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ファスナーがどうかしてる

ファスナーがビクともしなくなった。

友人、ホテルスタッフ総出で笑

あの手この手を試したがまったく動かず。

先出の恋バナキーパーさんが欲しいと

言い出したので差し上げた笑 

I miss you Benjamin!