クロアチア:失恋博物館inザグレブ
ドブロブニクに比べるとぐっと都会だ。
カップルしかいない海辺で独り身の切なさに
泣き暮れていた私を(大げさ)
このたまらなく興味深い街が癒してくれた。
まさかの日本語パンフが用意されている
【失恋博物館】
他人の不幸は蜜の味…じゃないけど
こんな愛おしいテーマもあるまいと行ってみた。
少し大きめの普通のお家という感じで
全体的に白を基調としていた。
それがまたなんとも良かった。
こんな愛でさえも終わってしまうんだから
まったく人間はわからない。
こんな愛がゆえなのか⁈
それでもとてつもない幸せな空気感があるのは
大切な真実の愛の思い出なのだろう。
笑った。
ティーンエイジャーならではのストーリーだ。
ロマンティックなプレゼントだと思うけど…
私も大昔にリアルなワニの絵のTシャツを貰って
誰が着んねんと激昂したことを思い出した。
私を理解してないってなるんだよね〜笑
泣けた。
他人からはどんな屑に見えようと
愛し合う当人たちにとっては宝物って結構ある。
紙に関わるお仕事ならではの素敵な贈り物。
が、愛がなくなった瞬間に文字通り紙屑になる。
まさに人生は小説より奇なりだ。
このタイルはボックスに入っていて
覗き込む方式だったので撮影に苦労した。
強く逞しく美しい女性の一言にシビレた。
良いお天気だったのでテラス席でコーヒー。
私は失恋を素敵な思い出にもしないし
写真も品物も一切取っておかない。
ただ時間が過ぎるのを待つだけだったように思う。
そして今はもう思い出すことも難しくなった。
きっと公的な儀式があっても
時間しか解決しないような気がする。
今日、父の携帯を解約した。
彼が虹の橋を渡って28ヶ月が経とうとしているが
恋を失うにしろ誰かを喪うにしろ
人は過去に捉われていては生きられないという。
Even though I knew it, I couldn't stop my tears.
それにしても春の雨の匂いが好きだ。
今日で良かったな。
余談
何年か前に離婚式というのが話題になっていた。
結婚指輪をハンマーで潰すらしい。
失恋式があったら何をするかなと考えてみた。
・参列者は御忘典を持参する
・思い出の写真をお焼写
・貰った物の箱から1人1つ持って帰る
・旅行場所を危険区域にしたマップをお渡しする
・お帰りの際は本人にお花を捧げる
こんなことぐらいしか思いつかなくて
失恋って大したことないはずという結論w